まえだ眼科ブログ

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JSCRS学術総会に参加しました

京都で行われた第31回JSCRS学術総会(日本白内障屈折手術矯正学会)に参加してきました。 ここで学んだことをこれからの日常診療で活かしていきたいと思います。 土曜日には「シンポジウム5 白内障・緑内障同時手術/適応と手術手技」で、当院で行っている白内障・緑内障同時手術について発表を行いました。 緑内障は早期発見・早期治療が重要ですが、早期には自覚症状がほとんどない病気です。様々な点眼が使用可能になったことで手術を回避できた患者さんもたくさんみえますが、点眼では眼圧下降が不十分で視野が徐々に悪化し、悪くなってからご紹介いただくこともあります。手術のリスク等のため、点眼治療からどのタイミングで手術を行うかはとても難しいことがあるためです。 当院では比較的早期の緑内障の方でも、適応があれば安全に実施可能な日帰り白内障/緑内障同時手術も行っております。 (手術後は落ち着いた段階で紹介元の医院に継続診療をお願いしております) 今回はそんな早い段階で行う緑内障手術のご紹介と、白内障手術の際に緑内障手術を併用したことで、その後緑内障点眼を使わずに経過観察が可能となった症例などを紹介させていただきました。 残念ながら努力しても徐々に悪化していくことを止められないこともありますが、少しでも早期発見・早期治療を目指し、緑内障患者さんの視機能維持に貢献したいと考えています。

前田 征宏

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