愛知県眼科医会 学術研修会
2月16日(土) 「愛知県眼科医会 学術研修会」で講師を務めました。
この研修会は例年2名の演者が1時間ほど講演しますが、今回は緑内障と白内障がテーマで、緑内障については私が、白内障については東京女子医科大学東医療センターの須藤史子教授が講演されました。
緑内障患者さんは増加傾向に有り、緑内障手術を行う緑内障専門の医師だけですべての患者さんをみていくことは現実的には難しく、開業クリニックと連携し、術前後の診療は患者さんの近くのクリニックで行っていただくことが、緑内障専門医にとっても、患者さんにとっても重要です。その際、緑内障手術前後の診療で気をつけるポイントなどについてお話しました。
須藤先生のご講演は、白内障手術で用いる眼内レンズの度数を決定する際に、いかにして精度を上げていくかのポイントをお話しされました。ご講演の中で紹介されていた、従来の計算式に比べて精度が高い新世代の計算式は当院でも採用しております。当院では様々な検査を総合的に判断し、患者さんの希望をしっかり聞き、術後のピントの位置を決めております。
講演後は多くの先生からご質問・ご意見をいただき、とても有意義な時間でした。
前田征宏