臨床眼科学会に参加しました
先週行われた第69回 日本臨床眼科学会に参加しました。
学会の通常のプログラムのほかに、
学会初日の夕方には、「東西対抗緑内障研究会」という関西と関東の緑内障研究会の先生方が行っている合同勉強会に、東側の演者として、発表させていただきました。
当院では白内障手術だけでなく、緑内障手術も日帰りで行っています。
そのため、翌日の診察で、急な処置を要するようなことがなく、目が痛いとかごろごろするといった異物感が少ないこと、見え方もできるだけ低下しないようにと、安全・安心のための様々な工夫をして手術を行っています。今回は結膜切開と縫合に焦点を当てて発表させていただきました。
貴重な発表の機会を与えてくださった皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
他の先生方のご発表も、いろいろなこだわりを披露されていて、大変勉強になりました。
二日目の夕方は「緑内障チューブの会」に参加し、私も普段行っている難治緑内障に対するチューブシャント手術について勉強してきました。
チューブインプラントが日本で使用可能になったことで、以前はお手上げであったような難治緑内障であっても、立ち向かうことができるようになりました。それでも依然厳しい症例もありますが、一人でも多くの患者さんの力になることができればと思います。
また、この学会では海外から参加された方も多いようですが、金曜日の夕方に、まえだ眼科まで見学に来てくださいました。母国での眼科クリニックを考えているそうで、まだまだ始まったばかりの小さなクリニックが、何か参考になれば幸いと思います。
地元開催ということで、通常の診療の合間を縫っての参加でしたが、多くの先生方のお話を聞くことができ、大変勉強になりました。毎日の診療に活かしていきたいと思います。
最終日に行われたコメディカルプログラムには当院スタッフも参加し、たくさんの刺激を受けて帰ってきました。
早速それらを取り入れようと頑張っています。
これからもいいものはどんどん吸収して、スタッフ一同、地域医療に貢献していきたいと思います。
前田 征宏
まえだ眼科 公式ホームページ
http://maedaganka.jp